私たちの家づくり

家族を守る2×4の頼もしい家

度重なる大地震や自然災害、そして火災などから家族を守ってくれる…
確かな安心・安全と快適性を住まいに与えるツーバイフォーの家づくり。

1 優れた耐震性

スペースシャトルと同じ構造!?
強靭なモノコック構造

「面構造」を基本にした2×4住宅は、6面体ができあがると、家全体が強いモノコック構造(一体構造)になります。もともとモノコック構造は、高い強度が求められる航空機用に開発されたもので、スペースシャトルや新幹線にも採用されるほどきわめて強固な構造です。トータルハウジングの2×4住宅は、地震や台風の際にも6面全体で力を受け止め、荷重を一点に集中させることなく全体に分散して揺れを抑え、高い耐震性を実現しています。

耐震性の源「ダイヤフラム」

床・壁・屋根が一体となったモノコック構造の2×4住宅。トータルハウジングの6面体の各面は枠組材と構造用合板等を一体化させたパネル“ダイヤフラム”になっています。建物の床や天井を形成する水平ダイヤフラムは外力を分散するとともに、建物のねじれを防止。壁を形成する垂直ダイヤフラムは、建物の変形や倒壊を防ぎます。

床の強さが違う「床勝ち構造」

最近、地震対策として壁や床を構造用面材などで補強して、構造を2×4工法に近づける在来軸組メーカーが増えています。しかし、2×4工法が外力に対して高い剛性があるのは、壁面と床面が強固に一体化しているからです。軸組工法は壁と床の接合部に隙間が生じるため、一体化が困難で水平力が加えられると床がねじれやすくなる弱点があります。2×4工法と同等の耐震性を発揮できるとは限りません。

揺れを面全体で受け止める。

在来軸組み工法は、揺らすことを前提とし、揺れながら揺れを逃がすように考えられていますが、床と柱が独立しているため力が一点に集中してしまい、あまりにも大きな揺れには耐えきれないことも。一方2×4工法は揺らさないことを前提として考えた工法です。建物全体を四方の壁と、床や屋根で構成するボックス構造のため、大きな揺れが加わっても、力が一点に集中することなく、面全体でバランスよく吸収・分散します。

その強さは実証済み。揺れないから安心・安全

実大耐震実験からもわかる
ツーバイフォーの耐震性

“2×4住宅がなぜ地震に強いのか” それを工学的に解明するため、構造強度が厳しい3階建て住宅による3次元振動実験を行いました。阪神淡路大震災時の震度7の地震波、さらに余震まで想定し新潟中越地震の震度6強の地震波を再現。その結果、2回にわたる加振後、転等防止策をしていない家具は大きく移動しましたが、外壁や室内に大きな損傷は見られず改めて2×4住宅の耐震性の高さを実証することができました。

東日本大震災でツーバイフォー住宅は
居住に支障なし 95%

観測史上最大のマグニチュード9.0、震度7 という津波と強震による甚大な被害をもたらしました。日本ツーバイフォー建築協会が被災地で実施したアンケート調査によると調査対象20,772 戸のうち約95%の19,640 戸が当面補修をしなくとも居住に支障なしという回答であったとのこと。こうした実際の数値により、その優れた耐震性が証明されているのです

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2 優れた耐火性

木は火に強い、という事実

一般的に木は火に弱いと考えられています。確かに木材は燃えやすい性質を持っているのは事実。しかし、木は鉄よりも火に強い性質を持っています。トータルハウジングで構造材に用いられる太く厚みのある木材は、たとえ火がついても表面が焦げて炭化するだけでそれ以上はなかなか燃え進みません。 そのため、火災の初期段階では火は広がりにくく、構造の強度も保たれます。これに対し、鉄は550度を超えると急速に柔らかくなって変形し、強度が一気に低下していくのです。住宅の場合、骨組みが崩れ落ちてしまうことにもなりかねません。火災時において「木造住宅より鉄骨住宅の方が怖い」と言われるのはそのためです。

火の進行を妨げる、
ファイヤーストップ構造

火は空気の流れに沿って燃え広がっていきます。2×4住宅の場合、火の通り道となる床や壁の枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。また床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区域がいくつも作られているのと同じ状態。この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、2×4住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に食い止めることができます。

木材の発火を遅らせる
石こうボード

トータルハウジングでは、すべての天井や壁の内側全面に、厚さ12.5mm以上の石こうボードが貼られます。石こうボードには約21%の結晶水が含まれていて、炎があたると約25分間水蒸気を放出するという優れた特性を発揮します。万が一火災が発生しても内部の温度が上昇しにくく、構造材が発火点(約450℃)に達するまでの時間を大幅に遅らせることができます。石こうボードは厚みによって耐火時間が決まるため、厚くすることで耐火性能が向上。かつての日本の木造住宅は、内部から火が出ると15~20分ほどで全焼しましたが、12mmの強化石こうボードを用いたところ耐火時間が45分となり、被害を最小限に抑えることができるのです。

もはや常識、火災に強いツーバイフォー住宅

割安なツーバイフォー工法の火災保険

火災保険は建物の構造区分により2区分になり、最も耐火性能の高い構造はT構造(耐火構造)、最も低い構造がH構造(非耐火)になります。地震保険は2区分になり、耐火のT構造と非耐火のH構造に分かれます。本来、H構造(非耐火)に含まれる木造住宅ですが、2×4工法の一般的な仕様である「省令準耐火構造」(住宅金融支援機構基準)の住宅は、「T構造(耐火構造)」となります。ツーバイフォーは木造住宅でありながら、「省令準耐火構造」なので、火災保険の費用が約半分~3分の1で済みます。

火災事故で証明されたツーバイフォーの耐火性

東京都内で、2×4工法による耐火建築物である2階建1棟8戸の重層長屋の一室から出火する事故がありました。しかし隣室や階下の各室は影響を受けず、事故当日からそのまま居住されています。また、部屋の改修工事の過程では構造材に一切焦げ目がないことが実証され、内側の石こうボードを取り外し、設備や断熱材の交換、ボード貼りなどの改修工事で再び居住可能となりました。さらに、消火活動時の大量放水にも関わらず真下の住居にはその影響がほとんどありませんでした。これは2×4のもつ床・壁・天井の一体性による特性。実際に消火作業を行った消防関係者は「通常の建物と比べて火災に強い印象」で、現場に立ち会った人も「焼けた臭いも弱かった」とのことでした。

3 魔法びんのような
気密性構造(高気密・高断熱)

暑い夏も、寒い冬も一年中快適に過ごせるひみつ。

外気を豊富な天然木材により完全に遮断し、適切な厚みの断熱材、ペアガラスの樹脂サッシ採用で住まいそのものの高気密・高断熱を実現しています。居住部分をいわば魔法瓶のような状態に保ってくれているのです。暑い夏や寒い冬の冷暖房エネルギーを節約できる経済的なメリットにもつながるため、酷暑の鹿児島には最適な構造体といえるでしょう。

4 快適な健康性。
有害物質の放出が限りなくゼロ

採用しているのは厳格な基準を
クリアした安心・安全な木材

新築住宅で暮らし始めた人を中心に体調不良を訴える俗に言う『シックハウス症候群』が問題となっています。新建材や合板に含まれる化学物質のホルムアルデヒドが原因といわれています。トータルハウジングで使用する構造用部材は、ホルムアルデヒドの放出量を安全値F1の50分の1にあたる0.01ppm未満のカナダからの構造材を使用しています。これはアルカリフェノール樹脂を用いて接着板針葉樹合板でホルムアルデヒドの放出を限りなくゼロに近付けているのです。

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